【初心者OK!】かわいい女の子の顔の描き方を丁寧に解説!
イラストレーターのしまエナガです!
コナミでアートディレクターを経験し、現在はフリーランスとして活動しています。
この記事では、初心者でも描けるかわいい女の子の顔の描き方について解説します。
実際のイラスト制作工程を交えながら、わかりやすく説明していきますね。
かわいい顔を描くための2つのポイント
まずは「かわいい」とは何かを考えてみましょう!
「かわいい」の定義は人それぞれですが、一般的に「かわいい」とは「幼さ」のことです。
「かわいい」を絵で表現するためには「幼い」印象を加えることが大切です。
そのために気を付けるポイントを2つ見ていきましょう。
① 輪郭を丸く描く
かわいい顔を描くために、輪郭に丸みを持たせましょう。
私たちが仔猫や赤ちゃんをかわいいと感じるのは、輪郭や体全体の「丸み」を脳がかわいいと認識してるからです。
よって、頬を丸く描くことで「かわいい」を表現できます。
② 目・鼻・口を下に描く
かわいい顔を描くためには、顔のパーツをやや下に配置してみましょう。
これも「かわいい」と感じる要素です。
上記のポイントを2つ押さえたうえで、実際に絵を描いてみましょう!
実践!かわいい女の子の顔を描いてみよう!
円を使った基本となる顔の描き方です。
ゆっくり解説していきますね♪
円を描いて十字を描く
まず、十字と円を描きます。
ここでは分かりやすいように真円と直線を引きましたが、慣れていればフリーハンドでも大丈夫です。
横線よりも下に顔のパーツを配置するイメージです。
輪郭を描く
ポイント① 輪郭を丸く描く を意識して描きます。
- 円の丸みを使って頭の丸みを描く
- 円の半径からおよそ1.5倍くらいの位置にアゴをおく
- 頬の山の位置は円の最下部と同じ高さ
耳を描く
半径の半分くらいの幅で耳を描くとバランスが良くなります。
目・鼻・口を描く
ポイント② 目・鼻・口を下に描く を意識して描いてみましょう。
- 目と目の間は1個分以上空けるのがおすすめ
- 瞳の大きさ(面積)は目全体の1/3~1/2程度
- 耳と同じくらいの高さに上まぶたを描く
鼻は点でOKです。好みによっては描かなくてもかまいません。
位置は半径の3/4くらい下がおすすめです。
眉毛を描く
- 眉頭の位置は中心の横線と同じくらいの高さ
- 緩やかに下がった眉を描くと温和でかわいい印象に!
ちなみに、目と眉の距離を近くして
眉尻をつり上げるとクールな印象になりますよ!
(参考)クールな表情はこんな感じ♪
眉の描き方を変えるだけで、表情がガラッとかわります。
髪の毛を描く
- ふんわりとボリュームある印象にするには、アタリの円よりも少し外側に髪のラインを引く
- 自然な髪を描くには、髪の根元が図の赤点の位置にあることを意識しながら毛の流れを描く
完成
最後に影と色塗りをして完成です!
年齢ごとの描き分けもカンタン♪
ちなみに、2つのポイントの逆にして、
① 輪郭を縦長に描く
② 目・鼻・口を顔の中央よりに描くことで成長した女の子も描けちゃいます!
画像では左から15才→20才→25才と年齢別に描き分けてみました。
25才のキャラの方がクールで頼りがいのある印象です。
どのように変化したか解説しますね。
まず、年齢を重ねるにつれて輪郭がシャープになり、顔のパーツの位置を上げてサイズを小さくしていきます。
縦長の印象だった目の形を横長にすることで年齢を上げ、瞳を小さめに、眉と目の距離も近くすると良いでしょう。鼻筋を少し長くすることで、シャープで大人な印象にすることができました。
まとめ
今回は「かわいい」の定義の確認から、実際に魅力的な絵を描く方法、最後に年齢ごとの描き分けのコツを紹介しました。
下のポイントは人間はもちろん、動物のイラストを描くときにも有効なので、ぜひ覚えておきましょう。
① 輪郭を丸く描く
② 目・鼻・口を下に描く
「かわいい」の感じ方は人それぞれです。
今回紹介したテクニックを使って、あなたの考えるかわいいキャラをいっぱい描いてみてください。是非ともオリジナルのイラストを描いてSNSで投稿してみてくださいね!